スポーツ外傷は、競技特性や使いすぎ(オーバーユース)によって発生する特有の怪我で、適切な処置を行わないと競技復帰が困難になったり、将来的な障害を残すリスクがあります。単なる痛みの軽減だけでなく、スポーツ特有の動作や競技レベルを考慮した専門的なアプローチが必要です。急性・慢性に関わらず、直接的な原因と潜在的な原因(フォームの問題、筋力バランス、柔軟性の問題など)が複雑に絡み合っているため、適切な改善と身体が抱える根本的な問題を踏まえたケアをしないと同じ怪我を繰り返してしまいます。
もし、スポーツ外傷を繰り返す方は、不適切なフォーム、筋力不足、柔軟性の問題、練習方法などの潜在的な原因が潜んでいるかも知れません。
当院では、急性期の痛み・炎症の改善から、競技復帰、パフォーマンス向上、再発防止を踏まえ施術をご提案します。
スポーツ外傷の症状にお困りではありませんか?
シンスプリント
- 走ると脛の内側に痛みが走る
- 運動後に脛がズキズキ痛む
- 階段の昇降でも痛みを感じる
オスグッド病
- 膝のお皿の下が腫れて痛む
- ジャンプやダッシュで激痛が走る
- 膝を曲げると痛みが増す
野球肘
- 投球時に肘の内側が痛む
- 肘を伸ばすと痛みがある
- 投球フォームが崩れてしまう
リトルリガーズショルダー
- 投球時に肩が痛む
- 肩を上げると痛みがある
- 投球スピードが落ちてしまう
足底腱膜炎
- 朝起きた時の第一歩が激痛
- 足の裏からかかとにかけて痛む
- 長時間立っていると痛みが増す
捻挫
- 足首や膝が腫れて痛む
- 関節が不安定で力が入らない
- 再発を繰り返してしまう
スポーツ外傷は、早期の適切な施術で競技復帰までの期間が大きく変わります。慢性化や再発も適切な対応で、避けられます。
放置していると、競技能力の低下、慢性的な痛み、将来的な関節の変形などの重篤な後遺症に発展する可能性があります。
川崎市にお住まいの方ならば、スポーツ外傷の改善と競技復帰に定評のある京町さくら鍼灸接骨院へご相談ください。
スポーツ外傷の原因

スポーツ外傷は、競技特有の動作の繰り返し、不適切なフォーム、筋力不足、柔軟性の問題、オーバーユースなどが原因で発生します。
各スポーツには特有の動作パターンがあり、その動作を繰り返すことで特定の部位に負担がかかります。そのため、「痛み、炎症、機能低下」といった症状が競技特有の部位に現れます。
施術は、競技特性を理解し、競技復帰に必要な身体機能を段階的に回復させることで、安全かつ効果的な競技復帰を目指します。
スポーツ外傷で競技を休止すると、競技に必要な筋力、持久力、技術レベルが低下し、復帰時に再発のリスクが高まります。そのため、早期の適切な施術で炎症を抑制し、段階的なリハビリで競技能力を維持・向上させることを第一に考えます。
一回で完全に回復するわけではありません。競技復帰には段階的なプロセスが必要で、継続的なケアで身体機能を向上させ、更に高いパフォーマンスを発揮できる身体をめざします。
スポーツ外傷は、適切な施術と段階的なリハビリを行うことで、以前よりも強い身体を作ることができるものです。
そのため、症状が軽いうちに、早めにご相談いただくことをお勧めいたします。
スポーツ外傷の施術内容と考え方

京町さくら鍼灸接骨院では、急性期の炎症がある場合と、競技復帰に向けた機能回復期では異なる手法を用いております。
同じスポーツ外傷といっても、競技種目・ポジション・競技レベル・怪我の部位によって、施術する箇所も方法も変わるからです。
当院では、痛みのトリガーとなっている部位を探し出し、手技を用いてピンポイントで施術を行います。また、原因と考えられるマルアライメントや疼痛誘発動作を探り出し姿勢調整や生活指導を行います。
中高生のアスリートが多く来院されており、症状に対して正確な評価を行いその上で施術方法を決定しています。成長期特有の身体の特徴を理解し、将来的な競技能力の向上も見据えたアプローチを行います。
当院のスポーツ外傷治療の3つのポイント
ポイント1 競技特性を理解した段階的なリハビリプログラムで安全な競技復帰を実現します。

競技復帰には段階的なアプローチが必要です。
スポーツ外傷は、競技特有の動作や負荷が原因となることが多いため、単純な安静では根本的な解決になりません。急性期には適切な炎症管理を行い、機能回復期には競技動作を段階的に取り入れたリハビリを実施します。
各競技の動作パターンや必要な身体能力を理解し、それに応じたリハビリプログラムを作成します。
競技レベルや個人の身体能力に応じて、負荷量やプログラムを調整することが、安全で効果的な競技復帰の鍵となります。
ポイント2 全身のバランスを整え、競技パフォーマンスを向上させるトータル施術。

スポーツ外傷の場合は、怪我をした部位だけでなく、全身の筋力バランス、柔軟性、動作パターンに問題があることが多いです。これらの問題を改善することで、再発防止と競技パフォーマンスの向上が可能になります。
競技に必要な身体能力を総合的に向上させることで、怪我をした部位への負担を軽減し、より高いレベルでの競技復帰を実現します。
怪我をした部位だけでなく、体幹、股関節、肩甲帯など、競技に重要な部位の機能向上も図ります。これらの連携が競技パフォーマンスに大きく影響するからです。
ポイント3 競技復帰後のパフォーマンス向上と再発防止まで踏まえた施術+競技指導

競技復帰後も、継続的なケアとパフォーマンス向上のためのサポートを行います。競技復帰だけでは不十分で、以前よりも高いレベルでの競技継続が目標です。
フォームの改善、トレーニング方法の指導、コンディショニング方法の提案を行い、競技寿命の延長を目指します。
競技復帰して終わりではなく、長期的な競技継続とパフォーマンス向上まで対応する必要があります。日常のトレーニングや練習方法を改善し、怪我をしにくい身体づくりが重要です。
当院のスポーツ外傷に対する総合的な施術アプローチ
当院では、スポーツ外傷に対して以下の施術方法を組み合わせた総合的なアプローチを行っています。
特殊電気治療機器(炎症抑制と組織修復促進)

当院では、超音波治療機器やハイボルテージ治療機器を使い、損傷組織の深部まで届く治療で炎症を抑制し、組織の修復を促進します。
超音波治療器は、損傷した組織に負担を掛けずに血流を改善し、細胞レベルでの修復を促進する効果があるため、スポーツ外傷の急性期から慢性期まで幅広く使用します。
鎮痛効果の高い施術として、激しい痛みや腫れがある場合には、ハイボルテージ治療機器を用いて炎症を抑制し、早期回復を促すことも行います。
状態に合わせて、特殊な電気機器を使い分けて施術をいたします。 ※プライバシーに配慮した個別スペースでの施術となります。
競技復帰に向けた機能回復とパフォーマンス向上の手技施術

スポーツ外傷は、「痛みを取ったらそれですべて良し」という施術では競技復帰後に再発してしまいます。競技に必要な多くの身体機能、筋力、柔軟性、バランス能力などを総合的に向上させる必要があります。
マッサージ療法では、損傷部位の回復と競技に必要な身体機能の向上を図ることで、症状を改善し、再発を防止し、より高いパフォーマンスを発揮できるように手技による調整をメインで行っております。特に競技特有の筋緊張パターンを理解し、競技動作に必要な筋肉の柔軟性と協調性を回復させます。
鍼治療は、スポーツ外傷の深部組織へのアプローチに特に有効で、炎症の抑制と組織修復の促進に高い効果を発揮します。特に慢性化したオーバーユース症候群や、急性期を過ぎた組織修復期において、血流改善と筋緊張の緩和を図ります。また、競技特有の動作パターンによる筋膜の癒着や瘢痕組織の改善にも効果的です。
患者さまの競技種目や競技レベルに合わせて、施術ができるため、急性期の症状から競技復帰まで、手による施術を中心に行います。スポーツ外傷でも段階的なリハビリにより、以前よりも強い身体を作ることで、競技パフォーマンスの向上と再発防止を同時に実現することが可能です。
怪我の症状が軽減されても、競技に必要な身体機能が不十分だと、競技復帰後に再発してしまう可能性を高めてしまいます。
再発を繰り返すと慢性的な痛みや機能低下を招き、競技寿命を短くしてしまう可能性があるので、症状のある部位だけの電気治療などで痛みを抑え込むスポーツ外傷施術は当院では行っていません。
低周波治療機器(筋力強化、機能回復促進)

競技復帰に必要な筋力強化と、損傷部位の機能回復を目的に、低周波治療機器を用います。
適切な刺激により筋力強化を図り、競技に必要な身体能力の回復を促進させる方法ですので、機能回復期のスポーツ外傷に対して効果的です。
当院では、この低周波治療機器を競技復帰に向けた筋力強化、機能回復促進、手技治療効果を上げる補佐的な役割と競技に必要な身体能力の向上のために行う施術です。
競技復帰とパフォーマンス向上のための総合的ケア

ストレッチ療法は、競技特有の筋緊張パターンを改善し、関節可動域を最適化するために重要な役割を果たします。特に成長期のアスリートにおいては、骨の成長に筋肉の柔軟性が追いつかないことで発生するスポーツ外傷の予防にも効果的です。競技動作に必要な動的柔軟性の獲得を重視し、段階的なストレッチプログラムを実施します。
テーピングは、競技復帰の各段階において適切なサポートを提供し、再発防止と競技パフォーマンスの向上を両立させます。急性期には患部の保護と炎症の抑制を図り、機能回復期には正しい動作パターンの学習をサポートします。競技復帰期には、競技特有の動作における関節の安定性を確保し、自信を持って競技に臨めるよう支援します。
競技復帰とパフォーマンス向上のための競技指導
当院が目指すのは、怪我をしにくく、高いパフォーマンスを発揮できる身体づくりです。
特に、スポーツ外傷は、競技特有の問題が関係していることが多いため、競技に関する指導が重要です。もう、二度と同じ怪我をしてほしくないとの思いで、競技指導にも力を入れています。
フォームの改善、トレーニング方法の指導、コンディショニング方法の提案などを、その人の競技種目や競技レベルに合わせて行うことで、しっかりとスポーツ外傷が再発せず、より高いパフォーマンスを発揮できる身体を作ることまでを当院の施術の考え方です。
これらの施術方法を患者さまの競技種目、競技レベル、怪我の部位と程度に応じて適切に組み合わせることで、最も効果的な治療を提供いたします。